バンブーロッドメイキング開始編

[竹割り〜ラフプレーン〜節ずらし〜バインディング]
[オーブン作製及び火入れ]
[プレーン〜バインダー作製]
[バンブー接着〜バインディング〜研摩]
[寸法決め〜フェルール取付〜フェルールすり合わせ]
[塗装〜フラッピング全般]

写真など戻る場合はブラウザの戻るをクリック

バンブー接着準備

さて、試作のバインダー作製で充分と判断し接着に入る、以下の写真がほぼ接着に準備したもの
PHOTO ほぼ中央にある二つのボトルがバンブー用接着剤で有名なKR接着剤
これがそうかわからないが、どんな接着剤か検索掛けてもコニシKR15とコニシで作ってる事はわかったのだが
このKR接着剤がコニシ製であるかは定かではない
どうも自動車関係に使われている接着剤のようだが、一般市販されているものでは他に無さそうなので深く追求しない(笑)
手袋は園芸用のもの、接着剤のシンナー質に溶けないか心配だったが
天然ゴムが成分なのでたぶん大丈夫かと、ほか順に説明します

バンブー接着

まず、KR接着剤はロッド2本分で1200円、液体の主剤に怪し気な粉末を15%調合するというもの
PHOTO エポキシのように同量であれば調合は感覚でも難しくないが、液体と粉末では簡単に目測では判断出来ない
今回のみという事であれば一度に全部調合すればいいのだが、仕事がら電子天秤を持っているので細かく調合する
容器はフィルムのケース、これを電子天秤に乗せてスイッチを入れればケースの重量は計測されない
適当な量を入れて重量を計り、電卓で×0,15を目安に粉末を計り調合
フデは今回特に容易したものではなく少し細いが、ラッピング用使い捨てのもの
なんか今度は医者や薬剤師にでもなったような作業(笑)
例によって接着は時間の関係上撮影どころじゃないので写真はありません m(_ _)m

接着の手順は、まずマスキングテープでほぼ両脇とまん中の3箇所を巻く
マスキングテープの一部をカッターでカットすれば6片のバンブー材が均一に開く
当たり前だが同じ場所を切らないとと開かない

バインディング

接着剤の硬化速度がわからないので念のため作業は2回に分けた
フデでまんべんなく接着剤を塗り、元のバンブー状態に戻しバインダーに掛ける
写真は前ページのシュミレーション作業を参照してください
実際に始めてみると、特に2本目はプリーやラインなどに付いた接着剤で動きが悪くなる
ほぼ完了という時だった、フライラインの接着がバチンとはずれた!あぶない、あぶない
余談ですが、やはりこの手段でリーダーやライニングラインをつけるのはちょっと不安
PHOTO
という事で無事接着は完了する
この写真も知らない人が見たら、かなり怪しい...(爆)
接着剤は調合しただけだとすぐには乾かないが、伸ばし始めると意外に早い
でもバインダーはその都度接着剤を取り除いた方が良さそうだ
乾燥には丸一日という事なのでいきなりする事がなくなってしまった
釣りでも行くか(笑)

研摩

乾燥後に糸をほどいて研摩に入る
弾性のある接着剤かと思っていたが、意外とパリパリとしている
100番程度のサンドペーパーを使うらしいのだが、バットはともかくテップは不安だ
金属用のヤスリを使ってみると、それほど目詰まりしない
結局、ヤスリと240番程度のサンドペーパーで仕上がった

寸法決め〜フェルール取付〜フェルールすり合わせにつづく

- up date 2004.3.19 -

[竹竿工房][トップページ]