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2003年8月17日〜9月1日 第六章 北海道縦断編8月27日 道東はとにかく雨に降られる事が多く、テントの設置も撤収にも苦労する事が多かった なかなか快晴とはいかないが、のんびりとキャンプアウトとなる 斜里、小清水と抜け網走へと向かう、小清水には学生時代友人が居て原生花園にも良く来た 北海道のスケジュールに猿払を入れるか入れないかで随分急がしくなるが、とにかくよく訪れたサロマ湖へ 何とか湧別川の下流ならイブニングに間に合いそうだ 北海道ではあまりイブニングはやりたくないのだが、移動という事と下流なら熊の心配もない しかもハイプレッシャーな河川なのでイブニング ここはニジマス放流の河川なのであまり興味なかったが、支流の武利川は多少やった事ありながらも湧別川本流はやった事がない 下流はアメマスの大物も狙えるのでちょっと竿出す事に ダム湖みたいな大きな死水有りポイント選んでる時間もなくウエーダー履いてる地元の人が居た 先行か?始めての河川では、特に大場所では先行があると逆に安心する 懐中電灯を持っているのでここから歩いてイブニング狙いかと思いきや?何故か生きビク持ってる?餌師? 竿は何故か持ってない?ちょっと様子を見てると何やらウナギを手掴み? 確か北海道ではあまりウナギは取れず、昔は紀文の真空パックしかなかった よく話しを聞いてみると八つ目ウナギを捕まえてる 3匹ほど貰ったが、ちょっとおかんは魚苦手なんで川に戻す事に、折角貰ったのにごめんなさい 海から近いからか、何が居るかわからならい?ビックリ! この方の話しだと遠軽より上流はニジマスが見えるくらい結構沢山いるという、さすがは放流河川 でもここは天気もよく、今までの道東より確実に暑い、水温も死水のためか21度? 流れ込みに近い所へ移動し、わずかながら流れている中心でモンカゲスピナーのハッチに40センチ程の魚体が飛び出す激しいライズ 何か魚種はわからないが、色がコイみたい?それはないだろう?たぶんアメマスだろうか? ここも道東だが今までの道東無名の川仕様の5番8フィートのままでは後ろも厳しくこのライズに届かない 大場所という事でルアータックルも持って行ったのだがルアーにも出ない あれだけの激しいライズに届きさえすれば出ても良さそうなんだが 岸際にもライズはありライズ自体は小さいのだが、でもかなりデカい感じ しかし、よくあるパターンのプレゼンテーションするとライズが止まる 大雨で放流のニジマスが落ち大型化した魚なのかもしれない、回遊という感じもある 放流のニジマスならアメマスと思ったのだが、この川は道央からも高速でロケーションが良いい 今後こう言った河川でもやってみたい気持ちになった 中湧別に去年来た時に出来ていた日帰り温泉、チューリップの湯に漬かる そのまま北上、紋別を抜け何でかここはいつも寒いところ おそらく諸骨川も過去例がないくらい濁りないと思ったのだが、ハイプレッシャーの放流マスは、まだ今の心境的にはパス(笑) 道の駅おこっぺにて車中泊となる 8月28日 やっぱり猿払川へも行きたくなった もちろんこの時期なら無駄打ちは充分承知してるのだが、無駄でも打たない事には始まらない まあ細かい事を言うと、ここのイトウも放流ものって言ったら放流ものなんだけど でも北海道の放流は本州の漁業権とは違い絶滅を防ぐたの放流もあるからちょっと意味が違う また道東の森の中とも違う道北の海岸線の景色も結構好きだ 左下の写真は道の駅さるふつにあるキャンプ場、牛が居てすぐ横は海岸である このさるふつ公園キャンプ場がテントで埋尽される事はまずないだろう、わずか一人200円で利用出来るキャンプ場なんだが 逆に海岸線で風が強そうだしファミリーキャンプ向きではないが、キャンパーとしては一度はキャンプしてみたいというキャンプ場 ネットワークグループには入ってないキャンプ場みたいなので穴場である ここに限った事ではないが、道央から遠いとオートキャンプ場やバンガローなどが凄く安い ここには3棟のバンガローがあるが、キッチントイレが装備され寒いのであろう?大型のストーブまで設置され1日3000円、さるふつ温泉もすぐ横にある 今までのオートキャンプ場のテントサイトの予算程度、子供も大喜びでここに住みたいとまで言う 考えてみれば電気にガスもあり水道料まで含めて一月滞在して9万円なり さすがにそれだけ滞在したら夏と言えどイトウも何匹も釣れるだろうか?バカな考えだ 子供は1泊だけ?2泊しようよ!と言うのだが、さすがに日もなくここは北の外れ 去年みたいなイトウのイブニングライズがあればそれもあるかもしれないのだが(笑) いずれこの時期は一発イブニング勝負、おそらくお盆だったら休みの関係で釣り人は少しは居るのだろうが誰も居ない いい時期にしか賑わないのだろうか?これも本州にはない傾向である 橋から眺めていると割と早い時間に小さいながらイトウか?魚体が飛び出すライズ ちょっと期待するが、午後4時水温18度 肝心のイブニングは去年よりライズ乏しく、やはりドライにもルアーにも出ない 5〜6回くらい散発でイトウのどっかんライズはあったのだが 昨日の湧別もそうだったがイブニングにライズしても釣れないのは何故だろう? 8月29日 生憎の雨、当然北海道の雨は釣りをする気になれないくらいよく降る どうしたものか?とりあえず1回やったからここは諦めて帰路に向かう 2年連続でキャンプしたピンネシリのオートキャンプ場と道の駅まで来た 幸い雨は持ちそうなので去年釣れなかった頓別川、今後があるならもう少しやってみたい川 結構家族が気に入っていたピンネシリなんだが、キャンプする?と聞くともうテントキャンプはいいって感じだった 橋から川を見ていたらライズがあった、去年も魚影は確認してる しかし、去年より更に高く午後1時水温17度、全般には去年より水温が高い 結構上流なんだが、あまりにもゆったり流れている川でライズしてたポイント以外は魚の気配がない 新子の反応は良かったのでヤマメが中心だろう、魚は居ない事はないんだが また1時間程でバケツをひっくり返したような雨もあり、この川を諦めた 道北も猿払だけではなく、もう少し夏でも普通に狙える川を探したいんだが この雨の時点で猿払は諦め朱鞠内湖に向かった これだけ北海道に来てるのに中途半端な位置関係もあり始めての朱鞠内湖だ ここは『つりけんくん』という釣券の自販機まであり今回初の釣券を購入した ダム湖なので金山湖に近い感じだが、日本最寒の地という事で午後5時水温17度 北海道の夏の湖としては一番可能性がある感じだ、ライズは近いところであった ルアーで息子と共に釣り始めたが、フライの方がいいかもしれない イブニングはフライに変えよう、でも1時間ほどで大雨、かなりの本降りにて断念 北竜にて今度はひまわりの湯に漬かり、そのまま車中泊 火星を見たく、道の駅スタープラザ芦別まで行きたかったのだが 8月30日 道内最終日である、しばらく富良野に行ってないので富良野経由でまた日高とも思ったがまだ札幌までは距離がある 往路で高速を結構使ったためにそのまま下道で道の駅スタンプラリーしながら千歳川へ向かう 途中、オリンパスの水没したデジカメが復活していた!いいような、悪いような? まあ、スマートメディアリーダーも無駄にはならなし、2台あってもいいですかね? 千歳川へ到着、週末好天気という事もあり釣り人多数だ、北海道ではテント張って泊まらなくても河原や海岸でバーベキューしたりする事をキャンプと言うという話しも聞いた事がある 短い夏を楽しんでいる北海道の人が千歳川で水浴びをしたり、思い思いに釣りをしてる光景であった ここで釣れない釣りを日中にする気もなれず折角だから支笏湖へ、しかしここも結構の人だった 山梨で言うと釣れない忍野と本栖湖みたいな感じだろうか? 結局眺めているだけで迷いながらも尻別川に移動する事に 何とか上流だがイブニングにオンタイム、後から来たルアーマンに先を越されたがポイント選んで入れる状態ではなかったので入渓 流域もあるだろうが、予想以上に速い流れでポイントがあまりない 午後6時の水温15度、さらに後からフライマンが来た 結局視界に3人という状態、これじゃ本州と変わらない、しかも本州のように放流はないだろうから厳しい状態だ、かつてはイトウも上がった川なんだが ライズは20センチくらいのが何ケ所かあったが各1回しかせず、結局予定通り?道東以降はキャッチなしだった もっといい時期なら釣りになるのかもしれないが、この辺りは北海道の釣りというにはちょっと寂しい感じがある そのまま小樽に向かいフェリーターミナル横の公園で車中泊となる 8月31日 新潟行きのフェリーに乗り北海道を後にした ここ2年、今年こそ最後といいつつも結局来てしまったが、さすがに娘も大きくなり来年こそは難しいだろうか おしまい |