北海道ひとり旅2015.....................

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7月4日 大潮

早いもので、最終日になってしまった
天気は朝からどんよりと曇っている
これまで晴れてる時の方が良かった感じではあるけど、通常は曇ってる時の方が釣りにはいい
一日どんよりと変化しなければ、突然アタリが無くなるという事もないだろうし
二日使用した4番ラインのリールはテペット部分が短くなったので、5番のリールに交換
ライン番手とリールを交換した意味はなく、ただリーダー直結のためリーダーを新品に交換したという事
その意味は後にわかるとして・・・

珍しく昨日は距離釣った疲れからか?日毎に出発が遅れている
いずれ、もう釣りしなくてもいい感じではあるけど、とにかく川に行って活性が低ければ止めればいい
大食いの後は得てしてピクリとも出ない事も多いから

正午の水温12度と、やはり天気の関係から少し下がっていたのだったが
それがちょっとビックリな状態
いきなり1匹目からまずまずのニジマスが出た
さらに同じポイントで30クラスのニジマスが2匹同時にバイト?
加えて1テンポ遅れの3匹目まで出た
得てしてこういうお見合いパターンはフッキングには至らないが、異常とも言える活性の高さだ

次のポイントのヒラキでも、やはりヤマメやニジマスも出たが、これは序章に過ぎなかった

そのプールの流芯、飛んでもなくデカいニジマスがバイトして来た
大物ほどフッキングは難しいが、これまでの訓練の成果か?
よっしゃ〜!ヒット〜〜!!キタぁ〜〜〜!!!
とてつもなく強烈な引きと重さでプールの中を走り回る
動きが止まれば地球釣ってる?根掛り?でも根は動くから魚だ!という感じ
それにしても過去掛けた経験がないくらいのデカさ!
カラフトよりもデカいので、60は超えてる事は確かだが、目測不可能!

こんなの捕れる訳がないっしょ〜〜?(なぜか?北海道弁)
だって35だって捕ってないのに、倍くらいデカいじゃん!
間のサイズは居ないのか?バカたれ!40でいいんだよ、40で!とか思いながらの至福の時間だった
何分格闘したのか?わからないけど、次第に弱って寄せられた
おいおい、もしかして捕れるのか?こうなったら竿折ってでも捕りて〜〜!!
浅瀬のヒラキで序々に距離を詰めると、最後のランは対岸の沈み倒木へ
ヤベっ!やっぱりそう来たか!
ニジマスは倒木を絡めたり、横切ったりして糸を切りに来る
リーダー直結はそのためで、ノットあると木に食い込んでハリスが切れたりフックが伸びたりする
リーダー直結なら、倒木との角度が浅ければフライラインまでは引っ掛からないため、まだ少し糸が出せる

でも、もうそれ程の体力が残ってない
既に横切ってると無理に寄せるの危険なので、倒木の状態を確認する意味もあり、さらに距離を詰める
もうこれだけ楽しませてくれたので、バレてもいいじゃん!この時点で写真撮ろうか?
この時点でも捕れる確率は精々5分5分程度だろう
いやいや写真ではなくランディングだ!と謙虚な気持ちから欲望にと変わった
それにしてもこのネットに入るんか?マンガみたいに抱き抱えるのか?

いちおネットでランディングに入ると、そのニジマスは下流へ・・・えっ?そっち?
このサイズだと魚体が水面から出るほどのジャラ瀬なので、そっちはないと・・・
私は半身回転し下流に向いた瞬間にナント転倒!
なんとかテンションを保っていたつもりだったが、フライの先にはニジマスではなく、倒木・・・
実はこういう経験は過去にもあり、倒木身代わりの術(笑)
あと一歩というところまで追い詰めてついにバレてしまった・・・

体力は残ってないから、川の流れを使って落ちたという感じ
悪まで結果論だけど、あの巨体がこの倒木のどこを横切ったのか?
これなら無理にでも倒木から離してランディングした方が良かったかも知れない
いずれ転倒してフックが伸びたので、転んだのがバレた一番の原因なんだけど
まあ、何度も修羅場を潜って生き残って来たツワモノだから、私よりも何枚も上手という事だ
ニジマスはファイトだけ楽しめれば、最後はバレてもいいと思ってはいるものの、やはり魚のサイズの分はショックも大きい
いやいや、欲が出たからコケてバラしたんだよ!
腕はパンパン、心臓バクバク、足はグラグラ・・・明らかに経験値不足だ
気持ちの整理がつかないまま、でも今日が大当たりの日に間違いない
もし捕っていたら、この時点で釣りは止めていただろうけど、続ける事に

雨が降りだした・・・
嵐の前の大食いだったのか?
でも、活性の高さは続いた・・・

大体9寸くらいから30オーバーくらいのニジマスになるけど
ポイント毎にニジマスが出まくりの爆釣状態
雨もあってニジマスの撮影もかなり雑になって来たが
ここからしばらくはニジマスの写真のみ
画像サイズも平均で下げてます


サムネイルを使用してないため、画像10枚と画素数の量から重くなるのでページを分けます

第四章、道東最終日大潮の2ページへつづく

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