北海道ひとり旅2015.....................

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7月2日 満月大潮

今年、この週に計画を立てたのには月齢もあった
昨日から4日間は大潮
川の魚に月齢は関係ないと思う人はどうぞ、そう思ってて結構です
信じる信じないは自由だから
ただ天然の魚ほど、それが割りと当たる確立は高いと私は思う
まあ、現に前回も満月前日の大潮が一番良かった訳で
それに向って次第に活性が上がったのも一つの事実である

タックルはいつものアルトモア476に4番ラインの3Xリーダー直結
5番8フィートは今回は省略、予備はパックロッドと、5番はラインのみ持参

初日なので、手頃なところから入渓
ヤマメが多く、前回は数釣りになった川
道東のニジマスのレコードは今だ34だが、この川でも34までは釣ってる
もちろん、それ以上も出てはいるけど、取れてないだけ
河川規模としては小さい川
天気は予報とは違い晴れ間が出てきた
午前11時の水温11度とやや低め
フライは差し当たり、きんさんのオレンジカディスの12番
そう、まだ新子しか釣ってないから、まずは7寸以下でもオッケー(笑)

このヒラキから釣り始め、ヤマメの猛攻撃を食らうかと思ったら、そうでもない
写真の流れ込みの巻き返しで出た、道東最初の魚は7寸クラスと小さいけどニジマス
小さくてもニジマスは嬉しいもので、何よりヤマメよりも絶対数が少ない
さらに次のポイントで出たのは、いきなり2匹目で30オーバー間違いなしのニジマス
ジャンプ一発でバレてしましまったが、なんて日だ!ビックチャンス間違いなし

とにかく20センチ以下のヤマメはあまり出ない
出てもこんな感じの7寸以上
この状態だと12番でもリリースにメンドクサイ釣りにはならない(笑)

比較的安定して釣れる川だが、ポイントが砂利で埋まってポイント間が遠い
大場所が現れ、1匹目はナント50オーバーのバイト!
ただしフッキングは水中反転のスッポ抜け
川底でギラっとしたので、決して早アワセではないのだが
続け様に30オーバーもバイトするが、またもスッポ抜け
まだアワセが早いのか?いやいや、運の問題だろう・・・

大場所3匹目、結局8寸クラスまでサイズ落ちてフッキングした
3回目でフッキングのタイミングがつかめたというのもあるかも知れない
出る順番を逆にしてね!と都合良くはいかない(笑)
いずれ、大気の状態が不安定なのでナーバスになって食いが浅い感じ
次第に暗い雲に覆われて、アタリは止まった
1時間少々で7〜8寸10匹までは釣ってないが、最低でも30オーバーのチャンスは3回はあった
この状態は過去一番いい状態だったと思う
残念っ!(なぜか?ギター侍)

まだまだ時間があるし、初日なので今後のためにもダメモトで他の川も入っておく事に
前回よく釣りをした、比較的本流筋の川
この時は渇水のため、比較的水量の多い川を選んだ訳だが
こちらの方が道東らしい川かと思う
水温は11.5度と低め
だが、川を変えても全く反応がない
入渓からわずかで雨が降り出した
カッパを着るより戻った方が良さそうだ
ちょっと余談になるけど
道東の川は川が蛇行したりして曲がるところが深くなる
倒木があったりして、ポイントになるけど
水深や倒木の関係から巻いたり薮こぎしたりするんだけど

ちなみに写真のポイントは倒木の下を中央突破(笑)

薮というよりもフキこぎ?だったりもする
その巨大なフキがどんな大きさかとタックルと共に撮影
季節的にもまだ低いくらいかも知れないが
この巨大フキは足寄湖の道の駅で松山千春の背景にフキの写真もあるくらい
当然、傘にもなる(笑)
これは入渓にもよくあるので、踏み倒して目印にしたりもする
同じような事をする釣り人も居るので、その踏み後からも入渓状況の判断にもなる

食べようと思った事は一度もない(笑)

もう今日はやるだけ無駄そうながら、もう1本下見
アメマスの川に来た

在来でイワナが2種類というのも内地ではない事だが
この辺りの川のイワナの生息は単に流域の違いではない
同じ川筋にアメマスとオショロはあまり共存してない
内地の人間なので、詳しい事はわからないけど
同じ川でアメマスとオショロを2種類釣った経験も少ない
しいて言えば西別川くらいだろうか?

つまり、ここはヤマメとアメマスが中心で魚影は濃い

雨は止んで水温12度

20センチ以下を釣らないようにフライは10番でアワセをしない訓練
なぜか?というと、バイトの魚のサイズを判断してから、この魚は捕るか?捕らないか?を決める(笑)
そのくらい考える時間をおいてからアワセたくらいの方がいいからである
この川でニジマスも釣った記憶はあるけど
今日はこの川でアワセという事はサイズ的にもまずしない
いや、アワセてはいけないのです(笑)

道東にヤマメは何処にでも居る感じで、聞いた話では1日からヤマメの解禁らしい
そうは言っても新子釣りといって、小さいヤマメの一足二足という単位の数釣り


そのアメマスは釣り下りのコーチマンウエット8番にて

アメマスにしてもオショロにしてもイワナは比較的釣り易いのは内地も同じ
しいて違いを言えば、ヤマメが簡単に釣れるというところだろうか?
ニジマスが一番難しいという感じ
でも、その難しさが全く内地とは異なる
内地は掛けるまでの釣りの難しさで、北海道は掛けてからの難しさとでも言いましょうか?
つまりはランディングの技量が釣りの技量と言っても過言ではない
対象魚としては引きが一番という事ではないだろうか?


話は写真とは関係ないけど、イラクサという草をご存知でしょうか?
このアメマスの川を薮こぎの時にチクっと手に痛みがあり、最初は虫かと思った
シソの葉に似た草があり、これに虫が付いていたのか?と思ったけど
今度は反対側の手にチクっとして、そこにも同じ草があった
後の調べでは本州の関東以南という事で、北海道では近年の様子・・・
写真を撮らなかったので、バイカモの写真を代用(笑)
加えて、今年は川でも蚊にやられる
どちらにしても、初めての経験で手が痒いの痛いのって!
差し当たり今後の対策にダイソーで手の甲までの長さの日除けのスリーブを購入
出来れば指先が切れててもいいから、手袋が欲しいと思った
次回は手袋も持参しよう!

午後から釣れなくなったので、後半は雑談の方が多くなったけど(笑)
私が山梨と北海道でしか殆ど釣りをしないのは、内地であれば山梨と魚種も殆ど違いはないし
漁業権のある釣りなら、他県へ行っても北海道で釣りをするほどの違いはないと思うから

第三章道東中日大潮へつづく

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