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全日本ジムカーナ選手権第6戦
記 矢島 融
さてさて、暫く御待たせいたしましたが全日本第6戦のレポート
です、場所は北海道はオートスポーツランド砂川!
学生時代は毎年の様に遊びに行った北海道ですが、ジムカーナでは初の北海道上陸です。
ついでに取った休暇もジムカーナ歴最長の3日(本当は風邪で+1日で4日)、競技車でフェリーに乗るもの初めてと初めてずくしの参戦となりました。
今回は長くなりそうなので覚悟して読んで下さいね。(笑)
木曜日(こんな所から始まってしまう!?(笑))
というか水曜日の夕方(笑)、いつもの様に車を預けて有る埼玉のお店で
タイヤを組替えるなどの準備を済ませて実家で2時間程仮眠、早朝2:00に
起きて14本のタイヤと共に新潟に向けてシティの自走で出発、もちろん?下道!
R17号をひた走り、朝の8:00頃に新潟港に着きました。
(今回つけてきたパワードアースケーブルとシールドワイアリングシステムのお陰
か燃費が向上していました)
他に競技車はかの有名なノアの”ビジュアル系ドライバー?”田原君だけでした。
フェリーは10:30発で、殆ど不眠で眠かったので大半の時間を寝て過ごしましたが、全日本キャリアの長い田原君から色んな話しを聞けたりしてなかなか有意義な船旅でした。
金曜日(あと4日…………)
早朝4:10に小樽にフェリー着。
着いたらすぐに早朝の市場に行き、10分前に敦賀からのフェリーでついた関西方面のDL勢と合流、朝食を取ってから砂川に向かいました。
とはいえ折角合流しておきながらも、関東でお世話になっている北海道出身の関東地区戦A−1ドライバーの鎌田選手経由で現地サービス員の紹介をお願いした現地のトップドライバー高館選手(CRX)らと札幌で待ち合わせの為、またまた一人で下道。
札幌と小樽は思いの外近くて7:00の待ち合わせに対して5:30頃には
着いてしまったので暫くうろうろ…………
学生時代に来た時と比べると変わり果てた(立派になったんだけど)札幌駅に一抹の寂しさ等を感じるひとときを過ごしました。
そんなこんなで7:00に高館選手らと落ち合い、当然またまた下道で砂川へ向かいました、向かう途中から雨、しかも結構本降りです。
折角の練習が台無しで意気消沈しながら現地につきました。
初めての砂川はビデオで見た印象より狭かったですが、走るとハイスピードとテクニカルの混在したレイアウトで結構リズミカルに走れる楽しいコースでした。
グリップも雨なのに非常に高く、路面の悪い会場のドライよりましなんじゃないかと思う位でした。
練習も沢山できて、タイムもA−1内では概ねトップをキープし、結構行けそうな気配を感じさせました。
5:00頃会場を後にして、地元の選手に教えてもらった近くの浦臼温泉という公衆温泉で入浴、(安くていい湯でした)そして夜は大学時代の友人の友人(=初対面)の家に泊めてもらう事になっているので札幌に向かい、又来た道を戻りました。
友人宅では行き付けの店で寿司を奢ってもらったり、学生時代に実は同じところでバイトして居た事などが発覚するなど、話しもはずんで楽しい夜を過ごせました。
雨でめげましたがイベントに向けて再度気力充実できました。
藤森君ありがとう!
土曜日(あと3日…………)
土曜は朝からやや遅刻気味。
おまけに道に迷って何故か夜は”よさこい祭り”とやらでもり上がっている大通り公園したの脇など通ってしまいました。
(その夜爆弾騒ぎがおきるなんて気配はまったくありませんでした)
手前のセブンイレブンで高館さんが紹介してくれたクラブ員の依田さんと合流、共に砂川に入りました。
今日は公開練習なので走行は2本です、雨は上がって路面にはやや砂がのっているものの路面は勿論昨日の雨より良さそうです。
1本目はまずスタンダードな足の仕様で走行、予想以上のグリップに驚いてややぎくしゃくしたり、後半で砂に足をすくわれてターンをミスしたりしながらも何とかクラストップタイム。
2本目は足をかつて無い程固めてみましたがそれ程変らず、砂がはけた分だけタイムアップというかたちで同じくトップタイムを記録し、ぼちぼちいい感じです。
台数も少なく、2本だけの走行なので早く終わりましたが、色々と思案して車の調整を行い、落ち着いたのは夜8:00頃でした。
慣れてる人はそうでもないようですが、全日本では何かと初物ずくしの私はやらなければいけない事も多く、効率が悪くて時間掛かります…………
日曜日(あと2日)
さていよいよ本番です。
コースは昨日の公開練習コースを若干変更したものでした。
バネの選択が昨日の公開練習の分析だけで判断がつかず、朝の車検を受けてから慌ただしくバネを交換することになりました。
結局悩んだ挙げ句取り敢えず標準的な仕様(それでもよそと比べれば硬め)で行く事にしました。
慣熟歩行に向かいましたが、金曜と土曜の練習のお陰でギア使いに悩む所は少なく、路面のチェックとブレーキングポイントのイメージづけを中心に歩きました。
慣熟も終わった所でいよいよ水曜から始まった北海道遠征の本番トライのスタートです。
初の会場ながら充分な手応えを感じながらスターラインへ向かい、いざスタート!!
最初のローの左コーナーは一瞬だけ入る3速からのブレーキングをやや突っ込み過ぎ気味ながら何とかごま化してクリア!(笑)
荷重を返しながら2速にシフトアップしてそのまま中速の右ヘアピンに進入!
イメージ通りクリップを深めに取って立ち上り今度はその右ロールを維持したまま3速へシフトアップ!そして外周に左直角コーナーで飛び出す所は溜めたロールを軽いブレーキングで振り替えしながら3速のまま外周へ勢い良く飛び出します。(ここまでは上々です)
そしてそのまま左外周に3速で突っ込み途中の角を左に入りますがここが難しい!
ややインにより過ぎてしまい2速に落すも角で速度が落ち過ぎてしまいました。
気を取り直してそのまま加速、一瞬の3速からロー迄落して左低速コーナーをクリア、その後一瞬の2速(一瞬が多すぎ(笑))の後すぐ又ローで右低速コーナーをクリア、やや突っ込み過ぎてアンダーを出しながら外周へ飛び出します。
アンダーだったので車速がやや伸びにくいながらも何とか3速迄加速、その後最初の内周2速コーナーへ外周から3速のまま突っ込む、ここは入り口がやや規制気味で舵だけでは入りにくいので直線の車速を生かしてブレーキを深く待ち、短い急制動で直ドリ気味な姿勢を作って進入!概ねグッド!
その後に落とし穴があった…………
ヘアピンも無事に立ち上り、3速に一瞬だけ入れて2速でS字を描いて外周へ飛び出す所で”一瞬アクセルオンが早すぎ+挙げ句に砂が乗った路面まで飛び出し”で大失速!
その後はまとめるも2番手になってしまいました。
さ!ここで今日は惜しまいです。
万全な攻略方を持って乗り込んだ2本目、車はエンジンが掛かりませんでした。
原因はバッテリーの急死…………
サービスの依田君は勿論、A−1のライバルでもある神原君や関東のC1ドライバーの町田さん&サービスのメカの方、ナーバスの皆さんたちの必死の協力も空しく、ゼッケン5番の出走には間に合いませんでした。
ジムカーナ参加300戦オーバーの私でも初めての事でした…………
皆さんバッテリーは早く交換しましょう!
(でもなにもこんなタイミングで壊れなくてもいいのに)
結果は4番手、砂のはけた路面で後半を中心に全体的に1秒以上タイムアップされて2人に抜かれました。
不幸中の幸いといえば神原君が優勝してくれた事でしょうか…………
おめでとう!神原君、ゼッケン7番なのに直前迄手を貸してくれて嬉しかったよーーー!(涙)
終了後
あまりにも少ない台数の為、かたずけ終わっても未だ3時、フェリーは17:30苫小牧だったので高館さん他チーム・ナーバスの方たちに誘われて近くのラーメン屋でラーメンを食べてからお礼をしてお別れしまた。
来年は必ず結果を残す決意を固めて…………
さーて!その後は又も下道で苫小牧へ!
80キロ位で”順調だなーーー”なんて思いながら走って行くと普通のおじさんおばさんが
100キロオーバーで抜き去って行きます。
事故も多い訳ですね…………
苫小牧に着いたらさっさと手続きしてフェリーは仙台までの乗用車の3番目にのり、出船前に風呂!ビールの1本目迄済ませてしまいました!(笑)
そしてあとから来た東北や関東のドライバーたちとそのまま通路のソファーで宴会!
ここには書けないような裏話?を夜遅くまでしながらビールをたらふく飲んで上機嫌で一気に寝てしまいました(笑)
フェリーならではの楽しいひとときでした。
翌朝は9:00頃に仙台着、やや頭が痛かったけど下道で白石迄行き、そこから高速。
15:00頃に埼玉の店に着きました。
悔しいけど楽しかった複雑な砂川でした!
来年は取り敢えず2本はしるぞーーーーーーーーーー!
ま、そんな所で…………長文にお付き合い有り難うございました。
北海道まで御苦労さんでした!
また御協力いただいた方々ありがとうございました(太田)
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