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全日本ジムカーナ選手権第1戦

記 矢島 融





こんにちは、いよいよ2002年のジムカーナシーズンも開幕という事で開幕戦関越ラウンドのレポートです。
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昨年は一応念願の全日本タイトルも獲得出来たのでシリーズオフの間、2002年はどの クラスを走ろうか(少し)悩みましたが2003年からの規則変更の事もあり、財布と相 談した結果(大方の予想の通り)もう一年A−1を走ることにしました。
一応気分転換をかねてちょっとフレッシュそうな松瀬(今季は休眠)の車に換えまし た。
まあ松瀬の車も3、4オーナー目なので特に程度がいいわけでもないんですけどね・・ ・・(苦笑)

さてさて!関越に話を戻します、関越と言えば昨年はサイドの不調に翻弄されてセッ ティングにハマリ、1本目クラッシュ&2本目中間トップながら最終ターン失敗で 1000分の1秒差で2位というかつて無いほど悔しい結果のイベントでした。
なので今年はリベンジというのも変ですがとにかく必勝の覚悟でイベントに臨みまし た。

☆土曜日☆

直前に良い練習が出来たので金曜練習会は不参加で土曜から現地入りしました。

パドックを見渡すと昨年の関越と違い、AZ-1等の軽カーや日頃は全日本戦には出てこ ない地元選手のチャレンジが目立ち、興味を誘います。

コースは予想通りというかJRSCCお得意のばりばりターンコースだったので去年と 違ってサイドがちゃんと効く今の車なら得意な分有利と言えるレイアウトです。
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走行は2本で路面の冷えていた1本目はターン周りで踏めず、やや(アクセルオン の)待ち時間が長い走りとなりましたが、そこそこ走って丁度60秒くらいのタイム でゴール、一応トップタイムでした。

2本目は大分路面温度が上がり、序盤のターンもきっちりアクセルを開けられる路面 となりました、が!
今度はリアが引っかかりだしてターンでフロントが浮き上がり(外見で分かるほど地 面から離れていた)転倒を予感させるような動きになってしまい、終盤は少し踏みあ ぐねましたが前半踏めるようになった分か58秒5と1秒半ほ どアップし、2位を1秒以上話すトップタイムが残せました。
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車の動きはともかく得意のパイロンコースという事も有って他のクラスでも入賞でき る様なタイムだったのでちょっとだけ安心して公開練習を終えました。

A−2では好調だった瀬戸が2本目にシャフトトラブルからナックル等を損傷するア クシデントが有りましたが何とか修理の目途が立ったようで一安心という所でした。

☆日曜☆

良い天気となり、昨日のリアの動きこそ気にはなりますがいい路面で走れそうです。 (これが何よりですハイ!!)
コースは公開練習のコースに大きな円旋回(殆どの人は2速ホールド)が加わった以 外は同じレイアウトです。
なので完熟歩行は勿論円旋回が中心、ラインもギアも迷いました。
結果的には忙しくはなっても積極的に高いギアを使って2・3速を切り替えながら走 る事にしました。
いよいよ1本目開始、路面温度は昨日の1本目と2本目の中間くらいで例の跳ねが心 配では有りましたが昨日同様のセットで臨む事にしました。
まづはゼッケン14番キャリーブーンのトミーこと富岡が10秒5の好タイムでトッ プ!!
それを20番の喜多さんが10秒4で更新したところで私の出走の番となりました。

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(写真左:円旋回区間を攻めるトミー!)
(写真右:1本目、まづはトップタイムを更新した喜多選手)

スタート!!とりあえず心配だった最初の3連続ターン区間ではまづまづ踏めて無難 にクリアし、最初の右外周に進入、ここでちょっとリアの動きに気が取られてるうち にシフトがおろそかになってしまいなんとシフトミス!!
やばい!いくらなんでもヤバイな・・なんて思いながら走る中盤はリズムが崩れて 突っ込みすぎたり中途半端だったりとイマイチの走り、ただ後半は気を取り直して手 前に戻ってくる高速S字はきれいにリアを流しながらクリア、問題の2・3速切り替 えながらの円旋回はばっちり決まり、ゴール前のターンで例の引っかかりの影響でラ インを崩してPTを避けるために失速したものの9秒6をマークして何とかトップを 守りました。

A-2では車の復旧なった瀬戸が6位のタイムをマーク!
2本目のジャンプアップで初表彰台!いや初優勝の期待がかかります。

インターバル
ビデオを分析するとスタート直後の区間で区間ベストから何故か大きく離されてる 他、問題のシフトミスで結構落とした以外は特に問題無さそうで特に後半はいいタイ ムが出ていました。

完熟歩行
今回は今年全日本を追うことになった”レーサーH”こと久光と”MS隊長トミー” こと富岡のキャリーブーン組で主に完熟をしましたがこれが馬鹿話でみょ-にハイに なってしまって緊張が緩んでしまいそうでした。
でもまあ勿論見るところは見て考えるところは考え、リアに引っかかりにくい様にタ イヤの交換、空気圧の調整等を行い、2本目に臨むことにしました。

☆2本目☆

路面温度は更に上昇しタイムアップできるかちょっと心配なコンディションになって しまいました。
しかしそんな中、1本目ptで沈んでいた中部の梶浦君が10秒027で2位に浮上! レーサーHこと久光も地元&DLユーザーの意地を見せて大幅ジャンプアップの10 秒4をマーク!
更に中部の緒方君が10秒3と入賞・表彰台圏内に滑り込んで来ました。
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(写真左:2本目にジャンプアップ!全日本最上位の2位に入った 中部のベテラン梶浦選手)
(写真中央:前週の地区戦の惨敗を帳消しにする激走を見 せ、見事6位入賞のレーサー久光!)
(写真右:昨年に続き相性の良い関越で見事3位!初表彰 台をゲットした緒方選手!)
しかし続く昨年のシリーズ上位陣はタイムダウンやPTに沈み、ラス前の小田君次第 という中で私の出走となりました。
まづは最初の3連続ターン!ちょっと引っかかりながらもぼちぼちクリア、外周はア ンダー気味になりながらも今度はちゃんとシフトも入れてクリア!!
(苦笑)放送は中間タイムを更新!!と叫びます。(=勿論聞こえちゃ居ませんよ (笑))
ただ1本目とは逆にここからがイマイチでした・・・・引っかかり気味のリアに引き づられるようにアンダーが消えず、ゴール前もイマイチ決まらずゴールすると9秒7 29!でタイムダウン!!の声・・・
しかし小田君に更新されていなかったので1本目のタイムで何とか逃げ切り、嬉しい 2年連続開幕戦優勝を決めることが出来ました。

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(最後の円旋回区間を攻める私)
上位の順位とタイムは下記の通りです。

A-1クラス 参加台数 23台
順位 No. ドライバー名 地域 車名 型式 1stトラ イ P 2ndトライ P ベストタイム
1 23 矢島融 神奈川 DLRラインBRIGシティDS GA2 1'09.692 1'09.729 1'09.692
2 11 梶浦善孝 岐阜 アドバンP名岐スエマツダシティ GA2 1'25.262 3 1'10.027 1'10.027
3 17 緒方崇之 愛知 アドバン関Wm大同大ルイシティ GA2 1'15.680 1 1'10.372 1'10.372
4 16 浦裕之 栃木 ピットインPBRアドバンシティ GA2 1'11.237 1'10.421 1'10.421
5 20 喜多治人 京都 TYスイフトSPMルドラシティ GA2 1'10.444 1'21.653 2 1'10.444
6 15 久光伊史 埼玉 DL☆CARRYBOONシティ GA2 1'12.099 1'10.464 1'10.464
7 14 富岡誠 埼玉 CB尾川ダンパSコロラドシティ GA2 1'10.553 1'10.724 1'10.553
8 19 武藤功二 三重 アドバンWM関ERGシティK1 GA2 1'10.984 1'11.998 1'10.984
9 22 小田雅史 岡山 ADVANファイテックスシティ GA2 1'11.759 1'11.075 1'11.075
10 9 中川篤 岐阜 アドバンスノコITOシティAR GA2 1'16.336 1 1'11.313 1'11.313
11 12 朝山崇 愛知 アドバンWM関ERGシティK1 GA2 1'11.377 1'15.928 1 1'11.377
12 18 八木かつこ 大阪 TYレイズMOTUL猫女シティ GA2 1'11.540 1'12.228 1'11.540
13 6 狩野秀一 宮城 狩野自動車アドバンダンパシティ GA2 1'18.324 1 1'11.549 1'11.549
14 4 田中由紀夫 茨城 エグゼスポーツアドバンシティ GA2 1'11.901 1'39.463 1 1'11.901
15 13 平出勝俊 長野 Pitinアドバントイズシティ GA2 1'13.240 1'12.598 1'12.598
16 2 鈴木あつし 茨城 Pin茨城大字★PBRシティμ GA2 1'13.054 1'17.686 1 1'13.054
17 3 山田伊知郎 千葉 2&4ポインターFテックシティ GA2 1'14.884 1'13.166 1'13.166
18 5 小菅なおゆき 埼玉 MS隊関東AZ-1☆TACC PG6SA 1'13.864 1'13.169 1'13.169
19 1 吉澤久 埼玉 イワサキADVANトタルシティ GA2 1'13.274 1'14.054 1'13.274
20 7 平田裕三 兵庫 G-forceオベロンシティ GA2 1'13.510 1'23.863 2 1'13.510
21 8 栗田圭二 愛知 関モースエマツダアドバンシティ GA2 1'17.322 1 1'13.690 1'13.690
22 21 西田竜治 東京 アドバンSPMレイズDSシティ GA2 1'19.916 2 1'15.590 1 1'15.590
23 10 鎌田敬司 茨城 ピットイン☆PBRμストーリア M101S 1'16.850 1'18.249 1'16.850

中部の梶浦選手&緒方君は初の全日本表彰台を獲得、ピットイン茨城の浦(御前)も 昨年に続き緒方君と接戦を演じて見事4位、久光は2年連続関越ラウンドポイント ゲットを見事初入賞で飾り、地区戦好調の富岡もきっちり2年連続のポイントを達成 しました。
全般的に接戦が目立ち、今年も混戦が予想される結果となりました。

A−2ではジャンプアップを狙う瀬戸が中間を好タイムで抜けたが後、最終ターンで 再びシャフトトラブル・・・・でも2本目タイムダウン傾向の中1本目のタイムで6 位に残り、見事初入賞を果たしました!
もっと行けそうだっただけに残念と言えば残念だけどまづはメデタシメデタシです! おめでとー!!

優勝はスター山野選手の弟、直也選手!
A−2も今年はどうなるのか全く先が見えない状態です。
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(写真左:地元で全日本初優勝をきめた山野直也選手)

又A-3でも関東の新井君が見事DC5インテグラのデビュー戦を初優勝で飾りました !! おめでとーー!!
(写真右: 直前までセッティングに悩んでいたのに最高の結果 を導いた新井君の走り)
さて、次回は第2戦名阪です、地元が速いカートコースですが昨年に続く優勝目指し て頑張ります!!
ではでは!

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