・スポンサーサイトもご覧ください。
全日本ジムカーナ選手権第10戦
記 矢島 融
遂に2000年の全日本選手権は最終戦の鈴鹿を迎えました。
わたし的には前回富士ラウンドでの優勝で今季2勝目を挙げた訳ですが
シリーズの方は3位に確定してしまいました。
そんな中の最終戦・鈴鹿は”もう勝つしか意味が無い!!”
という事で、目標は当然優勝!そして今季の”クラス最多得点”
(=捨てポイントキング??)を目指す事にして気合を入れる事にしました。
今回のメンバーは武政さん、佐藤さん、横溝さん、山田ビデオ隊の全5名です。
出発は土曜未明の2:00過ぎ。
同じA−1の原田宏樹組と合流し、全3台、8名で一路鈴鹿に向かいました。
道路は順調ながら皆睡眠時間が2〜3時間という事で眠たい様子でした。
みょーに低く明るい月の下をひた走り、鈴鹿には予定通り7:30過ぎに到着、
天気も良く、暖かい一日になりました。
まづはパドックに荷物を降ろして準備開始です。
今日はテストランとしてコースなり1周、その後本番同様のコースを1本走行
というスケジュールでした。
事前の練習で不具合の有って対策を施したデフとミッションの感触を試したか
ったのでもう少し走りたい所ですが仕方有りません。
テストラン
まづはコースなりの1周はデフの感触の変化もあってやや大きなミスをしながら
も推定で1分00秒半ばでラップ。
練習時に1分00秒2がベストだったので内容は向上している様です。
デフの改善で特に2速のタイトコーナーが走り易くなりました。
公開&本番コース
実は直前に行われた関西地区戦のコースと同一との事でした。
(ちょっとまづいんでないかい?という気がしますが)
少ない短絡路をうまく使い、結構難しく、かつ面白いコースだと思いました。
腕と度胸、そしてラインの読み等、色々なテクニックが試されそうです。
簡単に説明するとまづは普通にスタートし
@S字の1&2コーナー、
Aストレート、
B奥の複合左コーナー
CS字と正周りに行って戻って来た後、
D内周の下り込んだ右コーナー(以後”内周右コーナー”と呼びます)の途中の
短絡路を高速のまま緩いS字を描いて突き抜けて最終コーナー手前のシケイン
(以後”高速シケイン”)に飛び出して右折、
E奥のヘアピンに逆走で向かい
、
F前述の”内周右コーナー”を逆走で登りながら左にコーナリングし、
コース中央の四角い島に時計の逆周りで緩いSを描きつつ突っ込み、
G島を1周。
Hその後は内周シケインを正周りに下り、
Iヘアピン
J高速シケイン
K最終コーナー
といった順に正周りでゴールラインを切る、というモノでした。
勝負どころはDとFそしてJと見ました。
どのコースでも同じでは有りますが、度胸とラインの分析、そして正確な
マシンコントロールが勝負のポイントになりそうです。
公開練習走行
私は取り敢えず練習用の減ったタイヤで走行する事にしました。
17番宮田一太郎選手の後を追っていざスタート!!
まづ@は軽い4輪スライドでちょっぴりロスするもぼちぼちクリア、A、Bは
特に問題無くこなしCS字でややラインを外しロス、そして勝負どころのDでは
4速のまま滑る様に右にスライドしながら下り坂を駆け下り、(実はびびりながらも)
落ち着いて短絡路手前でスライドを左に返して奥まで持込み、更に右に振り替えし
を残してそのまま外周へ飛び出しました(決まった!!(笑))
酔ってる暇も無くE、F、GをこなしてHではらみまくって多きくロス!!
Iはぼちぼち、Jの高速シケインもリアに左ロールを軽く持って4速で進入し、
半ばで軽く振り替えしてスムーズにクリア!最終コーナーもぼちぼちクリアし、
ゴーーーーーーール!
タイムは1分28秒3、2番手菊池をコンマ8離してトップタイムでした。
地区戦時も優勝タイムで30か31秒台だったらしいのでまづまづ順調な滑り出しと
言って良さそうです。
夜は、会社の先輩の安池さん宅に宿泊させてもらいました。
短いながらも本番にむけて快適にZZZ.....
日曜日
寒いです、晩秋の朝、という感じで昨日とは全然別の季節の様です。
短い睡眠*2晩の後なのでやや辛い寝起きでしたが取り敢えず5:00出発。
鈴鹿には6:00頃に着きました。
1本目
短い慣熟歩行を終えて8:00少し過ぎに1本目スタートとなりました。
温度が低いせいか前半ゼッケンを見ているとやや滑りやすそうな路面の雰囲気
が感じられました。
出走直前、同じ関東勢の西田・西森両選手が例のDの進入でスピンしているのが
見えました。
前日調子の良かった原田宏樹のタイムが伸び悩んだとの放送も耳に入り、緊張感
が高まります。
そんな中、いよいよスタートーーーーーー!
高回転を維持して半クラッチでスムーズに加速2、3、4速迄アップ!!
1コーナーはヤバイと思いながらも”攻めなきゃ負ける”と言い聞かせて昨日と
殆ど変わらないスピードで4〜3速にシフトダウンして進入!!
するとそのままの慣性でリアがスライド!!
やばーーーーーーーーーーーい!!
フルカウンターを当てながら踏み込んでも3速なのでFの引っ張りが効かず、
殆ど真横まで向いてしまい完全に失速!
”終わっちまったーーー”等と心の中で叫びながらも辛うじてスピンは免れて
振り返しと同時に2速に落し直して再加速。
ストレートを加速しながら”諦めるな””昨日の差があれば攻めきればまだ何と
かなる!!”と自分に言い聞かせて気を取り直した。
奥の左複合コーナー、S字をびしっと決めていよいよ4速で例のDへ、”臆すなー”
と自分に喝を入れながらまづは下り込みながらの右スライド!
やはり明らかに昨日より速いスライドを感じながらも”冷静に”と言い聞かせな
がら慌てずに左、そして又右、とスライドをコントロールして何とか外周へ飛び出した。
”よーし!!オッケイ!”と心の中でつぶやいて自信回復。
Eのヘアピン逆走、F内周コーナーGの島周りをきれいにこなしてH内周正周りに
アプローチ、昨日は踏み抜いてはらんでロスをしていたので”今度はきちんとラインを”
と思ってちょっと抜いて合せて見たけど結局駄目、足かタイヤに問題が有るらしい。
ちょっと動揺しかかってその後Iのヘアピンはブレーキングが甘くなってしまいちょい
ロス。
しかし2、3、4とシフトアップしながらJの高速シケインアプローチまでには気持ち
を整えて”臆すなよー”と自戒しつつ4速で突っ込んで昨日同様3速に落して振り替え
し、うまく抜けた。
その後最終コーナーもややブレーキが甘くなってしまったがぼちぼち抜けてゴール!!
タイムは1分28秒909!!
昨日よりコンマ6落ちた....
でも1コーナーでのスライドを考えればそんなもんだろう。
後続の菊池は昨日からコンマ2程あげて1分28秒943!
わずか百分の4差!!!ヤバイヤバイ(冷汗)
取り敢えず1本目優位な位置にたつことは心理面で優位に立てるので一安心。
2本目
雲行きが怪しかったですが当然ドライに焦点を合せてセッティングを調整して
待機、しかしA−1開始直後から雨がぱらつき始めました。
最初の数台は普通に走れていたものの徐々にコースは悪化。
ゼッケン12の原田宏樹はコースアウトしてとんでもない所まで飛ん行き、
その他の選手もスピン&コースアウトが続出していました。
特に私の前の走者がスタートしてからは大粒の雨。
私もドライだけを考えて山の低いタイヤを履いていた事もあって
1コーナーをいきなり真っ直ぐ行きそうになったり例のDで後ろ向きになって
脱輪したりと散々な走行で1分43秒+D2 というとんでもないタイムで何とか
無事?にゴールした、というレベル(笑)
後続の菊池もスピンの挙げ句に脱輪の上パイロンを巻込んで途中でリタイヤ。
以上で終わりです。
なんかちょっと最終戦にふさわしくない形で盛り上がりに欠けましたがとり
あえず2連勝。
まづはサービス隊のみんなと一緒にバンザーイ!!です。(笑)
さて、これで今年の日程はあとJAFカップを残すのみとなりました。
比較的得意な伊那なので何とか勝って3連勝で今季をしめたいと
思うので頑張りますので皆様引き続き応援宜しくお願いしまーす!
ではでは!
勝って兜のなんとやら!改行に迷ったけどこんなんでいい?
伊那はまた楽しみにしています(太田)
リザルトはここをクリック
ホームページ<ジムカーナの競技会結果>にリンクします
[トップページに戻る][BBBに戻る]