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全日本ジムカーナ選手権第1戦

記 矢島 融

3月18日&19日、遂に2000年の全日本開幕戦を迎えました。
場所は千葉県の成田空港の裏手?に有る浅間台スポーツランド、去年の全日本戦初優勝、地区戦でのサファイアWウイン等相性の良い会場です。

今年は全日本戦を北海道から九州迄全10戦を追いかける予定なのでとても大事な開幕戦です。
いつもの仲間3人にサービスに来てもらい必勝体制!?で臨みました。

今回も瀬戸君も一緒でばっちり直前に走り込んだ様なので充分期待出来そうです。
私は地元会場という事も有り、なまじ慣れると甘くなる(=1本目スペシャリスト(笑)) ので2週間程前に走っただけで臨む事にしました。

公開練習

晴れて良い天候に恵まれました。
会場は久々のビッグイベントに各クラス役者が揃い華やいだ雰囲気につつまれていました。
私の車もAIR WALKER様製のエアロパーツを装着し、ぼろかった顔を塗装し直してまばゆいばかりの精悍さで華を添えましたが”矢島さんの車らしくない”という誉め言葉?も沢山いただきました。(笑)

さて本題に戻ると今日の走行は1本です。
が!本番と同じコースと言う事も有り、各ドライバー達は大いに真剣です。
私も車は今回のチーフメカのS藤さんに車を任せて大いに真剣に慣熟歩行に向かいました。
コースは右スタートでいきなり真っ直ぐ2速迄全開!奥を2速で左外周して全開でゴール近くに戻って4速からターン!
そのまま今来た道を戻り再度4速迄全開、外周を逆に右に走って戻りは反対側へ、3速から半ばでロー迄落とし、島を引っかけてまた奥へ向かい、4速で高速S字コーナーのさき、コース左隅のパイロンをターン!
再度全開で手前に戻ってきて4速から又ターン、中央の島まで戻って折り返し、シケイン抜けてゴールという”行ってかえって”のパターンですが結構各ターンのアプローチがひねってあって思い切りは突っ込めないレイアウトでした。

さて私はゼッケン8番で出走!各コーナーを調子良く抜けながらも後半の4速全開からのターンで頑張り過ぎてオーバーラン、結構ロスしましたが一応クラストップ!
A−2トップクラスともあまり変わらないタイムでゴール出来ました。
しかしながら昨年シリーズ2位のか神原選手(DL・広島)が気合の入った走り出でPTを犯しながらもコンマ3私を上回るタイムを残しているので油断は出来ません。

A−2は瀬戸君も好走、PTしたので沈んでたけどタイムは私のコンマ2アップ位で5番手相当につけました。

宿泊

JAFカップの時に続き今回もライフスペースで有名になった某ホテルに泊まった。
今日はジムカーナ関係者が圧倒的に多く、駐車場はまるでパドック(笑)
会場でやりにくい作業?等に余念がない人が多かった。
大した事はしない私はさっさとサービスに来てくれた仲間たちと食事を済ませて部屋で公開練習のビデオをつまみに飲んで早めに寝ました。

当日

朝早起きしてばねを換えました、そして慣熟、昨日遅かった区間を中心に歩く。
でも結論はギア比の不適なのでなかなか対策は難しそうだったので”とりあえず自分なりにちゃんと踏む”事だけを考える事にした。
多少不利でもちゃんと走ればロスは最小限に食い止められる筈…………
あと公開練習で改造車がばらまいたというオイル対策の為に撒かれた石灰が非常に多く、気になった、A−1はきっと2本目勝負になる…………”

1本目

昨日に比べると前半ゼッケンのタイムは伸びてないまま自分の番に。
スタートして1コーナー!やっぱり滑る事滑る事!(笑)
まあ予想してたので滑りをうまく使ってほぼノーステアで絶妙に抜けました。
元々滑りやすいドライ路面は結構好きなのでちょっと警戒し過ぎてブレーキが甘かった所も有りましたが一応2番手に付けました。
区間を見るとやっぱり昨日遅かった所はやっぱり遅く、そこを何とかしないと勝ちは無いかも、という感じでした。

2本目

遅かった所はギアの使い方を換えて起死回生を図る事にしました、走り出して1コーナーは絶妙なブレーキングドリフトで又もほぼノーステアで全開(ここだけは3本ともばっちり!)
その後問題のターンに来たがやっぱりうまく行かなかった、そしてゴール近くの4速からのターン、ここで突っ込み過ぎてロック!!
”矢島失っ敗ーーーーーーー!”のアナウンサーの絶叫となりました。(涙)
通り過ぎるだけならまだしも曲がる方向とは反対にふれてしまったので痛かった…………
完全に失速状態から無理矢理ターン、すぐに気を取り直して最終ターンはばっちり決めたけど当然タイムアップは狙いより大幅に少なかった…………(昨日の自己タイムに1秒も届かない)

”それでもトップ更新”とアナウンスされてちょっと驚いたけど抜かれるのは明らかでした。
その後関西の喜多選手、中国の神原選手に抜かれて3位に…………

A−2では瀬戸くんが絶妙な走りを見せ、全日本上位陣に食い込むタイムを出して見事9位で去年の浅間台ラウンドに続いてポイントゲット!
JAFカップの好走を再度裏付ける事が出来たと言えるでしょう。

反省と感想

まあちょっと(かなり?(笑))残念では有りましたが4位以下はチョー団子だったので3位は拾い物かも知れません。
何はともあれ去年の全日本、JAFカップ、そして今回と浅間台ラウンド全てで表彰台に乗れた事は非常に素晴らしい事と思い、協力してくれた仲間達に感謝したいです。

さて!次は名阪スポーツランドでの第2戦です!
気を取り直して頑張りまーす!

表彰台おめでとう!去年のJAFカップの感動が甦りますね!(太田)


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