BijoDamオリジナル 超硬刃ランディングネット専用溝切りカンナ Ver.2 基本キットの組立て方マニュアル プレーニングガイドグリップ(以後グリップと称します)ポスト、超硬刃、サンド材、サブガイドの4つの構成になってます キットの場合は、各部ネジで組立ててください (バージョンによりポスト穴の位置やネジの長さや種類、またグリップやサンド材サブガイドにも種類があります) 注意:ねじ込みの際には相手は木とプラスチックですので 少しでも無理にねじ込むとグリップやねじ山の破損の危険があります ネジの径や長さには種類がありますが、下穴はネジの径マイナス0.5ミリくらいのドリルになります ポストとサブガイドの固定ネジの長さは同じくらいになりますが、グリップは厚いために少し長くなります 超硬刃固定のネジのみプラスチックタイトになって少し太くなります またキットのグリップやサブガイドは大き目になってます 特にフレーム材接着後に切削する場合、ポスト下が長いとランディングネットのグリップ付近がフレーム材より太い場合に切削出来なくなりますので、 不要な部分や角は使いやすいようにカットしてください 固定方法 1.グリップとポスト ポスト穴の中心に向かってネジをねじ込むための下穴をグリップに開けます (下穴はあらかじめ開けてある場合があります) ポスト穴の位置は販売した時期により異なる場合がありますので 端からポスト穴中心までの寸法を測定して目安としてください Ver.2.以降はガイドグリップの高さがあるために、ポスト固定ネジはポスト穴までの距離の短い前方に取付けてください 下穴はグリップ上部中央からポスト穴に向かって垂直に開けてください 下穴の径は、ネジの径により異なります また、ネジの絞め込みによるポストの固定は刃先の調整以後に行ってください 2.グリップとサンド材 サンド材の位置はポスト下部とサンド材下部が同じくらいの高さの位置が目安になります サンド材の中心くらいの高さになるようにグリップ材に2カ所くらいネジで固定します この場合も下穴を開けますが、グリップ側からサンド材の中まで貫通するように開けてください グリップのみの下穴ですと、ねじ込んだ際にサンド材が割れる事があります サンド材を付けると切削時の刃が安定しますので、必ず付けてください ここではネジを使ってサンド材を固定します 3.ポストと超硬刃(完了済みの物があります) 超硬刃に対してポストに直角に下穴を開けます 超硬刃を仮にセットするとその位置がわかりやすくなります 精度により超硬刃がキツイ場合はペンチなどの工具で超硬刃をポストに挿入してください この場合、超硬刃に下穴のドリルが着いたら超硬刃を一旦抜き取って貫通させます 超硬刃に向かってネジ(プラスチックタイト)を途中までねじ込みます 超硬刃の調整方法 4.刃の向き 溝を切る場合の刃は■の面が切る方向になります ▼の方向でも▼の溝が切れます ■の向きがカンナとして、▼の向きは毛引きとして使えます つまり、溝の形状が二種類選択出来ます 5.ポスト位置 最初の超硬刃の位置は垂直にて、グリップの面から刃の位置を決めますが 例えば、切りたいフレーム幅が15ミリで刃の■の幅が1ミリの場合ですと 刃の端が7ミリから8ミリになるようにセットします 毛引きとして使う場合には、刃の先端▼が7.5ミリになります 注意:ポストの穴ではなく、刃で合わせてください 刃の位置が決まったらネジ等でポストを固定します 始めはフレーム材に対して垂直の位置で試してください 6.刃の出具合 ポストから切りたい溝の深さの分を出して刃をネジで固定します 最初は1ミリ以下にセットしてください サブガイドの固定 最後にグリップの2.と同じ要領でサブガイドを取り付けます サブガイドのネジは1カ所でいいと思います グリップ材とのネジ同士が当たらない位置がよいです 完成したら、ノギスで幅を測るか実際に溝を切るフレーム材で遊びを確認します 少し広い場合にはサンド材の側面を紙やすりで削って調整します 切削の注意点 押して切るか?引いて切るか?また手のクセでも人により異なります 刃の角度はネジがフレームに干渉しない範囲内で、切りやすい位置を探して切削してください 刃に角度を付け過ぎると、溝は浅くなったり切れない場合もあります ネジがフレームに干渉する場合はポストを180度回転させて、ネジを反対側にします この場合は、再度5.の工程のグリップからの距離を確認してください 硬い木や木目や節目などで切り難い場合もあります 刃が引っ掛かったりして切り難い場合には、溝幅を過剰に広げたりしますので 対処方法としては、▼の向きの毛引きとして一度下削りをすると解消されやすいです 刃の出具合を木工用カンナのように調整して序々に切削するという手段もあります サブガイドを取付けると左右のブレが解消され 刃の角度が一定に削れるようになり安定した切削が可能になります ※このキットは、悪まで価格を抑えるために最低限度の備品で販売してます 特にフレーム幅を変更しない場合など固定しての使用には、通常消耗はポストくらいです ポストが磨耗した場合には、刃の出具合を調整してください ネジは極力付属させて頂いてますので、梱包内容を確認ください サポート 超硬刃なので滅多なことでは切れ味は落ちませんが 硬い物に強打すると刃先が破損することがあります 超硬刃はダイヤモンド砥石で熟練した職人でないと研げません 万が一の破損の時には、研ぎ直しもいたしてます 刃の幅も、狭くする方向には研ぎ直しも可能です プラスチックのポストはフレーム材の保護と滑りのためで使用頻度により磨耗します オーダーメイド、再研磨、パーツ交換などのメンテナンスにも応じますので ホームページのオーダーフォームよりご連絡お願いいたします -- 工房 BijoDam http://bijodam.com 太田 豊 |