真夏のイブの夢 |
今年の北海道では始めてやった川も多かった |
8月24日 北海道から帰って来て始めの週末、土曜日の出来事だった
北海道で子供の水着を買ったが冷夏長雨のため北海道では水遊びすら出来なかった
車は北海道から帰って来たままの夏休み最後の週末である
私自信も別天地からの帰宅に過ぎ去る夏を惜しみ静岡の海に出かける日の事だった
北海道から1週間近く竿出していないので何処かでイブニングをやって行く事にした 途中なら富士川漁協か?随分とコンテンツにも乏しい 以前雑誌に載ってた福士川、でも私は雑誌に載ったり釣れた話聞くと行く気がなくなるので読んではいない 富士川漁協の中でもでもかなり南部だが静岡に行くのだからこの始めての川に寄る事にした 自宅出発は3時頃、途中相又峡で小腹が空き立ち食いそばを食べ今後コンテンツに企画するつもりの道の駅に寄り、ここ道の駅とみざわからすぐの川だ 川を見ながら上流へ上がると意外に下流にキャンプ場が多くさらに上がると釣り人が見え始めた、やはり有名な川なのであろうか いや鮎師だ、そうか富士川漁協だから鮎の川なんだ...しかし結構上流まで鮎の流域なようである さらに上がると鮎師が居なくなり他に釣り人は居ない イブニングなのであまり上流でなくてもいい、ちょっとばかし家族を待たせて入渓となる |
天気曇り、午後5時過ぎ水温19度とまあココはこんなもんだろう タックルは3/4番8フィート、リーダーテペット共に4X、フライはエルクヘアーカディス12番とまあ毎度同じパターンで山梨に帰って来て一つ細くしただけ 水は綺麗でよく振れる川だ、釣れなくても気持ちがいい、いかにもというポイントが続く いや道東のボサ川に慣れてたから山梨の川はポイントだらけの気がするだけかもしれない 道東のポイントはボサ際や倒木でしかもポイント間が遠かった 慣れだろうか、釣りとしては山梨の川の方が釣りやすいが逆にポイントと思われるところからもなかなか出て来ない 少し釣り上がったらちょっとした淵、ここには居るであろうか? 稚魚?と思われるライズ?やはり何か居る 何度か流しサイズは小さそうだが出るだけは出た、もちろん出ただけだった すると淵の中でギラッと...何かと思ったが鮎だと思う?しまった!まだ鮎の流域だ ちょっと諦めかけた時フライを見に来て帰る魚が居た サイズはまあまあ25くらいか?だったらイワナであろう 多少散発のライズはあったがしつこく攻めると警戒されるのでまた釣り上がる 魚影は多少確認出来たものの稚魚かハヤかのライズしかなくフライも見にくくなり諦めて反応があったポイントまで戻った だが見にも来ない?やはりボーズかと思った瞬間である 小さなライズと共にフライが消えた!よっしゃーとフッキング!これでボーズは無くなった! ライズからして大きくてもしれてるだろう?おそらく見に来たヤツだ!一気に抜きに掛かった ありゃ?抜けて来ない?ででで、でっけ〜?でも後には引けず力づくで寄せネットへ 銀ピカだ、げげっ!ニジマスか?と北海道と本州のニジマスの自分自信の価値観の違いの切り返しの早さに驚く!(笑) イワナと思っていたから銀ピカならニジマスと思ったのであろう、だがこのニジマス?サケみたいな顔だ! ありゃ?もちかちて?こりゃヤマメかにゃ?と始めて冷静に見てみると背中に朱点があり微かにパーマーク?あらら、アマゴだ! 北海道でいろんな魚見て来たから頭ぐ〜るぐると随分と魚種の判断が鈍っていた(苦笑) ここで始めて我に戻りサイズ計り31センチの尺上だ!フライで、しかもドライで始めて尺上アマゴが釣れた事実に気が付いた どちらかと言うと峡北よりあまり見なれていない峡東のアマゴに近いイワナみたいなぐんじょう色の背中にフライ見に来た時はイワナだと思ったのであろう? 水の中だと慣れたつもりでもどうしても魚が小さく見える しかし、この海水浴シーズンの山梨でも比較的温暖な南部の里川でしかも始めての川である ハイシーズン地元を毎日のように通って釣れなかった尺上アマゴが釣れるとは夢にも思っていなかった 2週間近く釣りした北海道でもアメマスすら30センチ超えなかった まさに別天地から帰って来た『真夏の夜の夢』ならぬ『真夏のイブの夢』であった この時期は誰もが標高の高い川でイワナを狙う、上流に行けば行く程いい、考える事はみな同じである マスコミや最近ではインターネットの人の情報で釣りしてる人も多いであろう 今回あえて河川名を表明したのはそう言った情報や常識で釣ったのではないからである おそらく常識や人の情報で人が釣った後だったら出会えなかった尺上アマゴだっただろう |