まずはブランクの紹介
使用ブランクはyamato3番7フィート
始めてのライト?ライン
ブランクの値段は吊しの約半額
グリップは私の好きなフルコルクで作ります
すでにグリップの形になって売られてるコルクハンドルとコルクリング5個くらい(写真は1個)
ブランクの白いマーキングはガイドを乗せる位置
ガイドはこのブランクの場合、全部で9個、黒でバンブー用の小さい物を使うことにしました
(写真はスネークガイドは2個で省略)
後はスレッドと接着剤!
あれ?何か足りないと思いませんか?ここからが私の腕の見せ所です(^^)
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まず初めにロッドの顔とも言えるグリップの加工から
ヤスリやサンドペーパーで削り出す
リールシートとハンドルを一体成形にして流れるようなストリームライン!
オリジナリティと握りやすさを兼ね備えたデザインに...魚のようなイメージも持たせて見ました
おぉー!美しい!と思っているのは私だけ?そんな世界ではないでしょうか?
この時点でグリップエンドの1個意外すべて接着します(接着剤はエポキシボンド)
またこの場合リールリングの内径とリールシート部の外径は自分のリールに合わせました
コルク同士の面もサンドペーパーで平面を出しておくと綺麗にあがります
接着剤はロッドやコルク間にたっぷりと!
接着後再度サンドペーパーで少し成形
またリールリングとワインディングチェックは自作しました
こちらは企業秘密です(笑)
通常、ワインディングチェックはロッド径別に売られてます
またスレッドで仕上げる物もあります
ここではグリップからテーパーのワインディングチェックをシルバーで自作し、ガイドを捲く前に接着しました
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いよいよガイドを捲き留めます
一番根気が必要なところですが、やり直しが効きますので練習だと思って始めます
巻き方を簡単に説明します
(スレッドは黒にしたため写真ではわかりにくいですが御了解ください)
まず1週捲いたら末端のスレッドを殺します
そのままくるくると捲き、ある程度捲いてその捲いたところで末端の余分なスレッドを切ります
そこから必要な分より少なめに捲きます
ここで引き込み糸を一緒に捲きます(ナイロン糸で輪を作り)
捲き終わったら少し長めにスレッドを切り、引き込み糸の輪に通します(写真)
引き込み糸をぎりぎりまで引っ張って反対側の末端スレッドを固定し少しだけ残して切ります
引き込み糸を引っ張って反対側の末端スレッドを捲いたスレッドの下に隠して固定されます
ガイドは乗せる位置がロッドにマーキングされてます
またガイドチャートが付いていますのでその位置にトップガイドから捲き留めます
ガイドはマスキングテープなどで仮留めします
この際、ガイドはロッドに平らになるようにし、スレッドが載りやすいようにヤスリで尖らせておくといいです
スレッドはガイド以外にもトップガイドの下、ジョイント部分の補強捲き、他デザイン捲きをします
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スレッドのラッピング
ガイドを捲き留めたら後は仕上げになります
ここから先は機能面にはあまり関係ありません
仕上がりが優先でしょう
接着剤はフレックスコートという専用のものがあります
またロッドドライヤーモーターに固定し、ロッドを回転させながら筆で塗ります
これはロッドを回しながら固まるのに時間がかかる接着剤を乾かすためのものです
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完成!
リールシート部にリールリングを入れてグリップエンドのコルクを接着し、もう一度コルクを最終的な形に仕上げます
最後に余ったコルクをロッド径に合わせて削りコルクの穴を埋めるように接着し、これも摺り合わせ、完成!
実はリールリングはシルバーの指輪です(笑)
フックキーパーはあえて付けませんでした
フライはグリップエンドや好きなところに
文字も何にもなしの無印良品です(笑)
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