釣りに関係ない専門的な話しで恐縮なのですが、車を整備する上ではリフトという車を持ち上げる機材があると便利
しかし、この機材を一般家庭に導入するとなると、スペース的に難しい問題が出て来る
青空に設置するなら、ちょっと厚めのコンクリートが打ってあればいい事なんですが
屋外で整備をするのはガレージとしては意味がないし、当然リフトにもよくない
前回の住宅では、その施工からリフトを入れる前提で家そのものを設計した
しかし、今回はそんな予算はありません
まず、既製品のスチールガレージで言えば私の調べたところ、スズキのハイタイプしかない
しかし、これは3×6Mが基本の3M単位でしか基本的にサイズ調整が出来ない
しかし、リフトは3M幅では納まりませんので、2台分の合掌となる
このヒューロンは幅12フィートという、前ガレージの二間に相当する幅のガレージがある
しかも長さ方向には電車のように自由に延ばせるという物だ
これはヒューロンに限った事ではないのだが
問題は天井高と開口部の高さ
天井高はオプションの壁部材を追加し、さらに基礎高さを上げる
リフトを搬入する祭の開口部の高さは施工手順、つまり基礎を打ってからリフトを設置し、後から建物を建てるという手段
これはセルフビルドでは工期的にも無理ですね
施工中に機材の業者と日程を合わせる事で手一杯かと
さて、ここでも建築法で問題点が発覚!いや、これが一番の問題
車庫としての申請なので、木造であるこの建物は不燃材を内装に使わないとならないという事なんだが
最近ウレタン系の不燃塗料が出てまして、その名はモーエンアクア
国土省の不燃の認定までされてるので安心していたのだが、韮崎のお役所はこれをも却下!
それで、このガレージのセルフビルドはやはり内外装なんだが、壁から天井までの全面に不燃材のケイカル板を張り付ける事になった(汗)
しかしこの作業は原物合わせのため、予想以上に難航し時間が掛かった
当然の事ながら、内装を貼る前提での柱ではないし、通常ならこれらのボードの上にクロスを貼るが、そのままボードで雑な仕事をすると目立つ
結局、建築法が絡んでくると一戸建のセルフビルドはかなり厳しい
小屋を建てるという事は、それ程難しい事ではないと思うのだが...
写真右はリフトは映ってないが、ケイカル板とコンクリート塗装されたところに機材搬入された写真
写真左は私のセンスで水性塗料で塗装された外観
内外装のみのセルフビルドだが、施工完了時とは屋根と全体の形以外はまるで違う物になった
ただ、その面積と高さから内外装のみでもかなり大変でした
むしろ大工より日当はいいみたい
まあ私の場合は自分で建てたという満足感ではなく、ただ工賃を浮かすためのセルフビルドですから(笑)
結果としてはスチールガレージの方が安かった訳なんですが、壁はわずかコンマ何ミリ?の鉄板だと思う
内外装されたヒューロンは、前ビルトインガレージに近い快適なガレージとなったと思う
ただ木造ガレージなので、いろいろと神経は使いますよね〜
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