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スペック | 4番6フィート9インチ3ピース ムラ焼きフレーミング仕上げ |
素材 | トンキン竹(レオンAA) |
グリップコルク | よろずや最高グレード |
ワインディングチェック | BijoDam SILVER925 鏡面バフ仕上げ |
リールチェック | BijoDam SILVER925 鏡面バフ仕上げ |
スライドリールリング | BijoDam SILVER925 鏡面バフ仕上げ |
ダウンロックボトムキャップ | よろずや鏡面バフ仕上げ |
リールシート材 | よろずやメイプルバーズアイ |
カイド | タングステン&クラッシックブラック |
フェルール | つるやフェルール鏡面バフ仕上げ |
スレッド | キンカメシルク(ゴールド&ブラウン) |
オーナー | J.Kさん |
3ピースという事で2ピースよりはロッドの長さの調整は可能であろう 4本目からは少しだけ長さを変えてみる事にした 御意見無用のバンブーロッド(爆) なんと、筆不精の私に漢字の名入れという試練を与えられた(冷汗) 長さは6フィート9インチと少し短くしてみた 今までの経験からすると、ロッドの調子の良し悪しは殆どラッピングの差であった ここで一番心配なのは、少しでも短くなった分、固い調子にならないかである 固定のフォームに長さを変えるなんてタブーだと言われるかも知れない しかし、例えばトップガイドのスリーブ部分やオスフェルールのすり合わせ具合、ましてグリップやリールシートの長さにより握る場所にも個人差まであるだろう そのわずかな違いがあなたにわかりますか? ピース毎の1センチや2センチの差は誤差の範囲内かと思う 固定されたテーパーであれ、悪まで有気質の天然素材、固定フォームと言えど、何本も同じサイズ作っても同じロッドにはなりません ただ心配なのは短くなった場合はフェルール部の上下の寸法に差が出やすい ショートフェルールも考えていたのだが、7フィート以下なので純正とも言える強度に評判のいいつるやのフェルールを使用 言い方悪いが、フェルールで少しジョイント部を誤魔化す作戦(笑) それでなくてもテップ部の曲がりに不満があったために、テップ部はガイド挿入部分以下でテップの径を決めてみた 長さの調整の重要性は特にミドル部分に集中する テップ部に不満が多いためにミドルもテップ部優先に調整した しかし、バットはあまり曲ってほしくないという点から、ややここに寸法の違いは出るが、規定値内か? 後はオーナー希望の使用頻度の高さの耐久性を要求され、バンブーロッドにおいては耐久性と性能(本来の組成)はトレードオフの関係になる メインタックルとしての期待が重圧ではあるが、逆にビルダーとしては嬉しい期待でもある 塗装はテップ部のアクションを最優先し、私の思う許容範囲内で薄めに仕上げた 綺麗に上がったのだが、多少の不満がありながらコンパウンドで修正出来る厚さではないので上がりの状態で一切の再研摩はなしの状態 特にこのロッドに関してはバンブーロッドとしての耐久性であるフェルール部とスレッドのラップを優先しつつも塑性を最優先した また、リールシートもウッドに挑戦、こちらもまた応用辺に更新します ボトムキャップでのSILVER925の自作も考えていたが、とにかく一番痛むところなので柔らかい銀はキズになりやすいため、市販のニッケルシルバーを使用 さすがに4本目となると随分と慣れて来たが、変わらないのはスレッドワーク(汗) ナイロンを使いたいところだが、キンカメのシルクなら太さ的には同じになるので仕上がりを優先しキンカメのシルクに逃げた(笑) コーティングもウレタンに変更し、重ね塗りの手間は掛るが薄めに綺麗に上がった フェルールは若干重めながら長さ的に、またガイドの軽量であまり気にならない ラップに集中したためか、いささか太めなスレッドながら振りは軽くていい感じだ ラインを通して振らせていただきましたが、空振りからの予想と同じく、キャスティングがしやすいロッドだった 歴代、筆おろしで入魂というジンクスも今だキープされ、このロッドもアマゴの魂が宿る 短めのロッドという事もあるのだろうが、1本目のロッド使った時に思ったのが、振って楽しいのもバンブーの魅力?という竿とはほど遠いものだった このフォームで作る竿としては、キャスティング重視で考えるなら、やや短めがいいと思った アクションとしては、簡単に言えば短くなった分は固くなるのだが、フェルール部の対面寸法の差は大きい方が アクション的には楽と感じた このデザインが私の作るバンブーウッドグリップタイプの標準デザインとなります Last up date 2004.10.15 |
- up date 2004.10.15 -